どうせ大人になるなら、素敵な大人になりたいじゃん。
恋とか夢とか仲間とか…、それがすべてだった16歳の誕生日。
だけど、大人になるとすべてを失いそうで怖かった。
16歳の夏。
突然はしゃぎだして笑ったり、ときどき苛立ったり。夏の夕立よりも変わりやすい。思うままに感情の繰り返し。こんな風に素直なままに生きていたいけれど、大人になるとこの感情を失う気がしてた。16歳。20歳までを数えたらたったの4年間。これだけが人生のすべてで、その先には今みたいな輝く景色はもう映らない。本気でそう思っていた。
「憧れ」
そんな言葉を惜しげもなくぶつけられる大人が目の前にいない。結局、大人になる恐怖は20歳を超えても消えることなくオレを追い詰めた。
自分だけが置いていかれる気がした。「大人」と言う列車に迷うことなく飛び乗るヤツもいれば、やっぱりオレと同じように躊躇して乗り込むヤツもいる。オレはずっと乗車拒否したまま。乗り込む勇気もないし、乗り込まずに生きていく勇気もない。目の前のレールを眺めたまま、時間を誤魔化して手を振って愛想笑いでやりすごす。一番中途半端な選択。
誰かに相談するのも恥ずかしくてカッコ悪い。ただひたすら中途半端な自分がバレないように生活するので毎日が精一杯。「なんとかしなきゃ」って思いは、いつの間にか、「あきらめなきゃ」に変わろうとしていた。
10代の自分に向けて書いた歌詞。
「あきらめなきゃ」って思うと同時に、自分の気持ちとか恥ずかしいぐらい本音を歌詞にしてみようと思った。書き始めたときに何となく感じた。この歌詞は16歳の自分に向けた手紙だって。16歳の自分に手紙を書いた日から、「憧れの大人」をさがすのはヤメた。「憧れの大人になろう」って思った。それから書く歌詞が変わった。その時の感情だけをぶちまけるだけじゃなくて、明確な伝えたい相手が見つかったんだ。
伝えたい相手、それは10代の自分。あの日、大人になることが怖かったオレに向けて伝えたい。そして、あの日のオレと同じ気持ちでいるオマエに伝えたい。もしも10代の自分と今の自分が出逢えるなら、過去の自分の胸を熱くさせるなるバンドになりたいし、「夢とか恋とか素敵だゼ」って胸を張って伝えなくちゃ。
もう大人になるのが怖くなくなった。楽しいばかりの毎日が輝きだして。16歳の自分より楽しい時間がやってくるなんて、想像もしてなかった。最高の曲を最高のメンバーとステージから発信する瞬間はオレの夢だったから。
「不良少年の夢」♪
16歳の自分に書いた手紙。この曲の歌詞が全部書けた時に何かが変わった。否定とかされても怖くない。この歌詞に共感してくれないないならそれでいい。オレと同じ気持ちのオマエだけでいい。16歳のオレが聴いたら、間違いなく気に入ってくれるはずだから。
不良少年の持つ優しさと暴力性が共存する全10曲。
刺激がなけりゃ、“ロックンロール”じゃないね。
10代の暴走する感情に理屈なんていらない。胸が熱くなるならそれが真実だし。
そんなロックンロールが持つ刺激とか暴力性を感じたいならこの4曲。
①ジェリー・ハイウェイ
②NANYO DOLL
⑥彼女のシルエット
⑨コーヒージャンキー
忘れられない夏の想い出と、大切な恋を。
好きな人に好きな気持ちを伝える事って素敵だよ。
ロマンチストは恋をさがしに夏へ向かう。バックシートに彼女のコロンと海の匂い、BGMはこの4曲。
③レモンスカッシュ
⑤ガールフレンド
⑦雨のマリー
⑧夏が壊れそう
好きになりそうだったからヤメた。
ジュリアの初期を引っ張った代表曲。
桜の花が散りゆく春の情景に想いをこめて描いた恋は、触れることすらなく記憶の中へ。春の恋を忘れられないロマンチストにはこの曲を。
④春風、slow down...
“ごめんねオレ無くせないよ この夢だけは”
16歳の自分に書いた手紙は、オレと同じ気持ちのオマエに。
夢をごまかしたりする自分や、苛立ってばかりの毎日に心が壊れそうになる。心が汚れていくとしても失いたくない気持ちとか、夢とかいつまでも大切にしなくちゃ。
歌詞だけも読んで欲しい曲。
「素的な大人になりたい」って思ったことある人へ。
⑩不良少年の夢


